『球磨川流域ものがたり』に掲載いただきました|人吉温泉しらさぎ荘 女将の徒然日記

2026年3月、『球磨川流域ものがたり』の取材でご来館くださった嘉田由紀子先生と。
令和2年7月豪雨から、今日で6年を迎えます。
そんな節目の時に、元滋賀県知事・参議院議員の嘉田由紀子先生のご著書『球磨川流域ものがたり―水害、ダム問題に挑む女性たち―』に、人吉温泉しらさぎ荘の歩みを掲載していただきました。
今年3月、嘉田先生がしらさぎ荘へお越しくださり、豪雨災害当時のこと、復興までの道のり、そしてこれからの人吉や球磨川流域への思いについて、じっくりとお話を聞いてくださいました。

豪雨災害当時のことや復興までの歩み、そして球磨川流域への思いについて、じっくりとお話を聞いていただきました。
こうして一冊の本としてまとめていただいた文章を読み返していると、あらためて当時のことが昨日のことのように思い出されます。

『球磨川流域ものがたり―水害、ダム問題に挑む女性たち―』(嘉田由紀子著・つり人社)
令和2年7月4日。
築百年の建物は全壊し、長年守り続けてきた旅館を失いました。

令和2年7月豪雨被災直後のしらさぎ荘。

令和2年7月4日朝。濁流に囲まれた屋根の上で、家族とともに救助を待ったあの日の記録。
辛い渦中にいるときは、暗くどこまでも果てしなく続くトンネルを、手探りで歩いているような感覚がありました。
先が見えず、不安と絶望の中で、「本当に再建できるのだろうか」と何度も立ち止まりそうになったことを覚えています。
それでも、いつかは必ずその暗いトンネルを抜けられる。
そんな希望と信念を胸に、無我夢中で手探りをしながらも、光を求めて前へ前へと進んできた日々だったように思います。
そして今振り返ると、その道のりは決して私たち家族だけの力ではありませんでした。
全国から寄せられた温かい励ましのお言葉。
復旧作業を手伝ってくださった多くの皆さま。
クラウドファンディングを通して応援してくださった皆さま。
そして、再建を信じ、支え続けてくださった地域の皆さま。
たくさんのご縁と支えがあったからこそ、令和5年4月、「人吉温泉しらさぎ荘」として新たなスタートを切ることができました。
東京で生まれ育ち、人吉へ嫁いだこと。
豪雨で被災し、屋根の上で救助を待ったあの日のこと。
築百年の建物を失い、仮設住宅、仮設商店街での生活を経て、再びしらさぎ荘を再建するまでの道のり。
その一つひとつを、嘉田先生がとても丁寧に掬い上げ、温かい言葉で綴ってくださいました。

人吉温泉しらさぎ荘の被災から復興再建までの歩みを掲載していただきました。
今回、このような形で私たちの歩みを記録として残していただけたことを、大変ありがたく思っております。
そして、このようなかたちで私たちの歩みを記録として残してくださった嘉田由紀子先生、そして関係者の皆様に、深く御礼申し上げます。
本の中には、私たちだけでなく、球磨川流域で暮らし、災害と向き合いながら、それぞれの場所で未来を切り拓こうとしている多くの方々の思いが綴られています。
『球磨川流域ものがたり』が、多くの方に球磨川流域の歴史や暮らし、人々の営みに思いを寄せていただくきっかけとなれば幸いです。
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熊本県人吉に位置する平成の名水百選の池のある1日限定5組。大人の隠れ宿。
人吉温泉しらさぎ荘の効能溢れる源泉掛け流し温泉は、窓を開けると半露天風呂にもなる内湯付離れと家族風呂・貸切風呂もございます。
▶ 温泉のご紹介はこちら
お食事は地産地消の食材を用いておもてなし。
記念日やお祝いの席、法要やご会食など“お食事のみ”のご利用も承っております。
全席ゆったりとした個室で、季節の味わいを心ゆくまでお楽しみください。
▶ お食事のご紹介はこちら
客室は趣の異なる全5室。
離れ「葵」「侘助」には源泉掛け流しの内湯を、
山法師・杜鵑草・木槿には貸切湯をご用意しております。
▶ お部屋のご紹介はこちら
新鮮な旬のものを、美味しさ引き出し、そのままに。湯でやわらぎ、食で満たす。心ほどけて、満ちてゆく旅へ。
人吉の旅館・ホテルのご宿泊をお考えの方、源泉かけ流し温泉の宿をお探しの方におすすめです。
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その続きを、この場所で。
球磨川の流れとともに紡がれてきた人吉の物語を、ぜひ現地でも感じていただければ幸いです。